DACO News on Bangkok's New Transit Systems

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    バンコクのバス高速交通システム、5月29日開業目指す

    2010/5/24

    【タイ】バンコク都庁は路線バスが専用レーンを走行するバス高速交通システム(BRT)を29日に開業する方針だ。当初は15日開業を予定していたが、タクシン元首相派によるバンコク都心部の占拠でずれ込んだ。

     BRTはバンコク高架電車BTSシーロム線のチョンノンシー駅からナラティワートラチャナカリン通り、ラマ3世通りを経て、チャオプラヤ川を渡り、ラチャプルック・ラチャダピセーク交差点(トンブリ区)に至る約16キロ、12駅を約30分で結ぶ。営業時間は午前6時―午前零時。5―10分間隔で運行する。運賃は開業から8月末まで無料、その後は全線10バーツ。バスは中国の上海申龍客車製で、全長12メートル、定員80人、燃料は天然ガス。BTSの運営会社バンコク・マストランジット・システム(BTSC)が都庁から受託運営する。

     一方、タイ国鉄(SRT)は24日、スワンナプーム国際空港とバンコク都内を結ぶ空港線(エアポートリンク、総延長28キロ)の一般市民向けの無料の試運転を6月1日に開始する方針を固めた。近く政府に許可を求める。エアポートリンクは4月末に市民向けの試運転開始を予定していたが、こちらもタクシン派のデモで延期になっていた。


    バンコクのBRT開業

    2010/5/29(15:20)

    【タイ】路線バスが専用レーンを走行するバス高速交通システム(BRT)が29日、バンコクで開業した。

     BRTはバンコク高架電車BTSシーロム線のチョンノンシー駅からナラティワートラチャナカリン通り、ラマ3世通りを経て、チャオプラヤ川を渡り、ラチャプルック・ラチャダピセーク交差点(トンブリ区)に至る約16キロ、12駅を約30分で結ぶ。営業時間は午前6時―深夜12時で、5―10分間隔で運行する。運賃は開業から8月末まで無料、その後は全線10バーツ。

     バスは中国の上海申龍客車製で、全長12メートル、定員80人、燃料は天然ガス。車両数は20台。BTSの運営会社バンコク・マストランジット・システム(BTSC)がバンコク都庁から受託運営する。

     都庁は開発コストが低い公共交通機関としてBRTに期待をかけ、2017年までに、▽モーチット―政府合同庁舎―ノンタブリ▽サトン―スクサワット▽ドンムアン空港―ミンブリ―スワンナプーム空港▽ミンブリ―シーナカリン―サムロン――の4路線を開発する計画。モーチット―政府合同庁舎―ノンタブリ線は全長20キロ、投資額20億バーツで、2012年開業を目指す。


    バンコク空港への鉄道、1日に実質開業

    2010/5/31(16:02)

    【タイ】スワンナプーム国際空港とバンコク都内を結ぶタイ国鉄(SRT)空港線(エアポートリンク)が6月1日、一般市民向けの無料の試運転を開始し、当初計画の3年遅れで実質的に開業する。スワンナプーム空港への交通手段はこれまで道路だけだった。

     運行するのはエアポートリンクの両端のバンコク都内パヤタイ駅―スワンナプーム空港駅間(28キロ)で、途中の駅には止まらない。運行時間は土日と公休日以外の午前7時―午前10時、午後4時―午後7時。20分おきに発車し、両駅間を約22-25分で結ぶ。途中の6駅は準備が整い次第、6―8月に順次開駅する。運賃の徴収開始時期は未定。

     エアポートリンクは普通電車と空港への特急があり、特急はパヤタイ駅隣のマカサン駅とスワンナプーム空港間の25.7キロをノンストップで約15分で結ぶ。使用する車両はシーメンス製のデジロUKで、最高時速はタイの列車で最速の160キロ。当初は2007年8月完工の予定だったが、タイのインフラ整備事業の通例で、工事が大幅に遅れた。


    バンコクのバス高速交通システム、路上で立ち往生

    2010/6/1(17:43)

    【タイ】先月29日に開業したバンコクのバス高速交通システム(BRT)がスタート早々、つまずいた。路線バスが専用レーンを走行する低コストの公共交通機関という触れ込みだが、沿線の交通渋滞が悪化した上、1日にはバス5台が路上や駐車場で動かなくなるトラブルに見舞われた。

     故障したバスはいずれも31日夜、燃料の天然ガスを充てんしており、BRT運営会社はメーカーの上海申龍客車が中国で充てんしたガスとタイ側のガスが混ざり、不具合が生じたのではないかとみている。

     BRTレーンの一部は3人以上が乗車した乗用車の走行が認められているが、ルールが浸透していないため、1人しか乗っていない乗用車やバイクが走行することもしばしば。信号システムも順調に機能せず、BRTの運行の遅れ、路上の混雑に拍車をかけている。

     BRTはバンコク高架電車BTSシーロム線のチョンノンシー駅からナラティワートラチャナカリン通り、ラマ3世通りを経て、チャオプラヤ川を渡り、ラチャプルック・ラチャダピセーク交差点(トンブリ区)に至る約16キロ、12駅で、BTSの運営会社バンコク・マストランジット・システム(BTSC)がバンコク都庁から受託運営している。営業時間は午前6時―深夜12時で、5―10分間隔での運行を目指している。運賃は8月末まで無料、その後は全線10バーツ。バスは全長12メートル、定員80人で、車両数20台。


    空港まで20分弱 バンコクのエアポートリンク

    2010/6/1(19:03)

    【タイ】スワンナプーム国際空港とバンコク都内を結ぶタイ国鉄(SRT)空港線(エアポートリンク)が6月1日、一般市民向けの無料の試運転を開始した。

     運行するのはエアポートリンクの両端のバンコク都内パヤタイ駅―スワンナプーム空港駅間(28キロ)で、途中の駅には止まらない。所要時間は20分弱。営業時間は土日と公休日以外の午前7時―午前10時、午後4時―午後7時で、20分おきに発車する。

     2週間後にはラムカムヘン駅とフアマーク駅、8月までに残る4駅も開駅する予定。

     運賃は8月12日から徴収する予定で、各駅停車が15―45バーツ、パヤタイ駅隣のマカサン駅とスワンナプーム空港間をノンストップで約15分で結ぶ特急が150バーツ。

     使用する車両はシーメンス製のデジロUKで、特急の最高時速はタイの列車で最速の160キロ。

     エアポートリンクは当初、2007年8月完工の予定だったが、タイのインフラ整備事業の通例で、工事が大幅に遅れた。

    エアポートリンクに試乗したユタナーSRT総裁(左端)、
    スポット運輸次官(左から2人目)ら→

    (6/2/10; Rev.6/2/11)