San Diego (Continued)

(Photographed in Feb. 2014.)
MTS運行の東側の拠点,12th-Imperial Transit Center。4面3線の停留場で,東側の2線はBlue LineとOrange Lineが共用し,西側の1線はGreen Lineへの渡り線だが,Green Lineは手前で折返すため,この停留場には入らない。 週末など特定日の昼間のみ運転される"Downtown Loop"は,西側の渡り線とSanta Fe駅の南~東の渡り線を使って都心を右一方循環する。古典的なPCC車529号に,シングルアームパンタは似合わない。
12th-Imperial Transit Centerの南側には,Santa Feの貨物ヤードに併設される形で,MTSの車両基地がある。敷地は広大なため,全貌はGoogle Mapで確認されたい。 Convention Centerの横を南行するGreen Line 4009号他3連。左側のSanta Fe鉄道の複線には,貨物ヤードへ通う貨物列車のみが走る。
Blue Lineの12th-Imprialより南側の路線は,貨物線を旅客転用したものである。開業当時,貨物線を走る1000型(Düwag-U2形式)の写真を見て感銘を受けたものだ。1043号他3連が,工事中で雑然とした8th St. Transit CenterをAmerica Plazaへ向かう。 Blue Lineは,終点San Ysidro駅の少し手前から貨物線を外れて,西側に新設された軌道を走る。2014号他2車体連接車3連が停車中だが,通常は3面2線の内,バス停寄りの1線が折返しに使用される。
San Ysidro Transit Centerの全景。徒歩で国境を越えてTijuanaへ入る経路は,写真右奥になる。貨物線のレールはメキシコ領内に続くが,国境で分断されている。 San Ysidro駅で下車すれば,200メートル余りでメキシコ国境に達する。タンク車の下の一時停止を右折すると,すぐに国境ゲートへの通路がある。
C Street上には2駅があるが,南に折れてPark Blvd.へ移行する位置にある3つ目のCity College駅。停車するのは4025号他3連によるEl Cajon行Orange Line。 開業時からの1000型は,高床車であるため低床化の風潮に合わず,アルゼンチンMendozaへの売却等で数を減らして来たが,4000型に代替される形で2016年1月に運用を外れた。San Ysidro行Blue Lineに最後の活躍を見せる1043号他3連。
(8/20/2016)