気仙沼線仮復旧

BRT Kesennuma Line



東日本大震災に伴う津波で壊滅的打撃を受けた気仙沼線は,陸前階上~最知間1駅間のバス専用道完成を受けて,2012年8月20日にミヤコーバスによる振替輸送からBRT暫定運行に切り替えられた。この段階では運賃面では鉄道線扱いで,JR線との距離通算が可能であったが,12月22日から歌津~陸前港間のトンネル区間が加わり正式運行に移行する。同時に運賃面でもバス扱いとなり,鉄道運賃との合算が原則になる。(Photographed in May 2011 & Dec. 2012.)
←最知駅の下り路線図・時刻表。本吉・志津川からの区間運行を含めて25本で,鉄道時代の2倍強の本数が運行されている。
城場山トンネルの坑口は見えるが,八幡川の橋梁もそこに至る盛土も津波で流失した。歌津駅のホームは残ったが,築堤の下にあった駅舎は跡形もない。
津波は陸前小泉駅から続く高架橋を越流し,橋上に民家の屋根を残した。気仙沼駅には津波の被害は及んでいないが,震災前3方向に発着した列車は,大船渡線・一関方へ向かうキハ100のみとなった。(5/2011)
暫定運行時の唯一の専用道区間の南端。遮断機の向こうに陸前階上駅の跨線橋が見える。最知駅に停車中の柳津行。気仙沼市のゆるキャラ「ホヤぼーや」のシールが貼られている。
最知駅に停車中の下り気仙沼行。最知から松岩方に進むバス専用道転換工事。鉄建建設・ユニオン建設のJVが受注している。
気仙沼線BRTはミヤコーバスが受託運行しており,その拠点として復活した津谷営業所には,JRマークを付けた専用車が待機する。ミヤコー塗装車以外に名鉄グループの岐阜バス・北鉄車に加えて,尼崎市のノンステップ車や廃業した明石市バスも見える。(12/2012)
(12/18/12)