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24年3月の新幹線敦賀開業により,金沢へ姿を見せるのも残り半年になった683系サンダーバード4024M。並行在来線スキームは,貨物幹線である函館線長万部以南の路線維持に関しても破綻を来しているが,伝統的に関西との結び付きが強かった北陸地区の在来線を機械的に分離することは,関西経済の地盤沈下を促し,東京圏集中に伴う日本経済の脆弱性を高める方向に働く。(2022.6) |
叡電700系は1987年から旧型車更新により誕生した。732号は唯一の新性能車であった旧300型の改造名義だったが,2018年に観光車「ひえい」として再改造された。元々戸袋窓の無いdD3I3Ddの配置だったが,窓は縦長の楕円窓となり,dD6I6Ddと窓割が細かくなった。他車では戸袋窓が順次増設されているが,732号には設置されていない。出町柳駅1番線を出発する同車。(2020.6) |
2001年に着工したLong Island鉄道(LIRR)のEast Side Accessは23年1月25日に開業し,Grand Central駅の上下2層の新ホーム(各層2面4線)の供用が開始されたが,Metro North鉄道が発着するホームとの格差が際立つ。従来駅は上層30線+下層26線(うち43線使用)の巨大駅で,1913年に竣工した。Park Ave.の複々線が掘割化されたのが1875年,御堂筋線同様,後に屋根を掛けて地下化されているが,この区間は第3軌条(DC750V-下面接触)方式で電化されている。左側103番線には川崎製のM8系が停車中だが,AC電化区間へ直通のためパンタグラフも装備する。近鉄「夢奈特急」では集電靴の収納が問題とされるが,本形式は収納せずに架線区間を走行する。(2019.1) |
大津線開業110周年を記念して,60系「びわこ号」の初期色になった603Fだが,晩年の60系は京阪線旧特急色の印象が強い。603Fは100周年の時には京阪線旧特急色を纏っていたから,この種の復刻塗装に駆り出されたのは初めてではない。旧特急色の登場は1700系からだが,それ以前のクリームと橙の旧急行色が取上げられることは余り無い。(近江神宮前; 2022.11) |
富山地鉄へ移籍した京阪(初代)3000系のうち1編成は,2階建車(旧3805→サハ31)を組入れた「ダブルデッカーエキスプレス」として,京阪旧特急塗装で運用に就いていたが,地鉄の特急全廃に伴い2階建車を抜いた2連で他の旧3000系と同様に運用されている。京阪では普通運用の場合,鳩マーク全体をカバーしたが,地鉄では特急表記を隠してそのまま掲出されている。(稲荷町;2022.6) |
Port AuthorityのSteel Plaza駅は3面4線の大駅で,Pittsburgh都心部の無料区間に位置する。島式ホーム左側のUnion Stationへ通じる2線は,2007年9月以降定期運行を失っているが,路線自体は維持されている。スペインCAF製の4326号がRed LineをCastle Shannonへ向かう。(2019.11) |
南北接続後の富山駅電停は,北側の3面2線が東から5~8番ホームとなっている。南行が富山駅以南の系統に合わせて,南富山方面が5番,大学前・環状線方面が8番を通過するのは理解できるが,北行も大学前からを5番,南富山・環状線からを8番に乗り場を分ける必然性は乏しそうに見える。写真は大学前からの5系統9002号と環状線へ向かう6系統T103号。どちらもポートラム車両ではなく,富山地鉄による一体運営の効果が出ている。(2022.6) |
東京都7500型は,荒川線存続決定前最後の新車として20両が青山車庫に配属された。柳島の廃止後,18両が荒川線に集結したが,うち16両が1977年のワンマン化に向けてステップ切上げ等のワンマン改造を受けた。7514号はワンマン改造から除外されたため原形を保っており,江戸東京たてもの園の収蔵品として公開されている。6系統(渋谷駅~新橋)はかつて青山車庫が担当した3箇系統の1つであり,安全地帯標識は虎ノ門~西新橋一丁目間の「南佐久間町」になっている。(2017.6) |