Cover Photos Archive
This page archives former cover photos that are not particularly related to Kyoto City Trams.

京都駅0番線から引上げるHOT7000系「スーパーはくと」。24年3月改定で「スーパーはくと」の京都発着は早朝・夜間の2往復のみに減便され,日中この光景を見ることはなくなる。1995年の時刻表では,「くろしお」の京都発着も定期2往復,臨時3往復が設定されていたが,今は辛うじて1往復が残るのみで,インバウンドを除けば,関西圏の大阪への一極集中が進む。(2015.3)

嵐電天神川駅に停車するモボ26号。レトロ調車体を持つが,実質的にはモボ621形と同等の吊掛け車。同駅は2008年3月に地下鉄東西線との接続のため新設されたが,隣の蚕ノ社までは僅か200mしかない。後方には交通局(本局)が入居する再開発ビル「サンサ右京」が見える。(2020.6)

本欄での京都市電以外の画像掲載は04年2月に,PATH(Port Authority Trans-Hudson)のJournal Square Yardから開始した。その前年11月にWorld Trade Center駅が仮復旧したタイミングだった。久々のPATHの画像としてNJ側のHoboken駅を示すが,当駅は12年のハリケーンSandyでも浸水被害を受けた。運用は08年から導入された川崎製のPA5系に統一されており,連結面間51.3フィート(15.6m)の小型車7-8連が基本だが,23年3月から一部で9連運用が開始された。Hoboken駅は3面3線だがラチ内スペースに余裕が無く,1番線左側ホームには平面移動ができない。(2018.2)

24年3月の新幹線敦賀開業により,金沢へ姿を見せるのも残り半年になった683系サンダーバード4024M。並行在来線スキームは,貨物幹線である函館線長万部以南の路線維持に関しても破綻を来しているが,伝統的に関西との結び付きが強かった北陸地区の在来線を機械的に分離することは,関西経済の地盤沈下を促し,東京圏集中に伴う日本経済の脆弱性を高める方向に働く。(2022.6)

叡電700系は1987年から旧型車更新により誕生した。732号は唯一の新性能車であった旧300型の改造名義だったが,2018年に観光車「ひえい」として再改造された。元々戸袋窓の無いdD3I3Ddの配置だったが,窓は縦長の楕円窓となり,dD6I6Ddと窓割が細かくなった。他車では戸袋窓が順次増設されているが,732号には設置されていない。出町柳駅1番線を出発する同車。(2020.6)

2001年に着工したLong Island鉄道(LIRR)のEast Side Accessは23年1月25日に開業し,Grand Central駅の上下2層の新ホーム(各層2面4線)の供用が開始されたが,Metro North鉄道が発着するホームとの格差が際立つ。従来駅は上層30線+下層26線(うち43線使用)の巨大駅で,1913年に竣工した。Park Ave.の複々線が掘割化されたのが1875年,御堂筋線同様,後に屋根を掛けて地下化されているが,この区間は第3軌条(DC750V-下面接触)方式で電化されている。左側103番線には川崎製のM8系が停車中だが,AC電蛹門玄間へ直通のためパンタグラフも装備する。近鉄「夢奈特急」では集電靴の収納が問題とされるが,本形式は収納せずに架線区間を走行する。(2019.1)

大津線開業110周年を記念して,60系「びわこ号」の初期色になった603Fだが,晩年の60系は京阪線旧特急色の印象が強い。603Fは100周年の時には京阪線旧特急色を纏っていたから,この種の復刻塗装に駆り出されたのは初めてではない。旧特急色の登場は1700系からだが,それ以前のクリームと橙の旧急行色が取上げられることは余り無い。(近江神宮前; 2022.11)

富山地鉄へ移籍した京阪(初代)3000系のうち1編成は,2階建車(旧3805→サハ31)を組入れた「ダブルデッカーエキスプレス」として,京阪旧特急塗装で運用に就いていたが,地鉄の特急全廃に伴い2階建車を抜いた2連で他の旧3000系と同様に運用されている。京阪では普通運用の場合,鳩マーク全体をカバーしたが,地鉄では特急表記を隠してそのまま掲出されている。(稲荷町;2022.6)