2024年4月3日07:58(08:58 JST)に台湾東部でM7.2(気象庁M7.7)の地震を観測した。この地震で花蓮市では最大震度7の揺れを観測し,大きな被害が出たが,幸いにして津波の最大波高は1mに満たなかった。台湾は環太平洋火山帯に含まれる地震多発地帯だが,今回の地震は1999年9月21日の南投県を震源とする内陸地震以来の規模とされる。(Click photos to enlarge.)
太魯閣渓谷:2019年4月18日のM6.1の地震でも落石により観光客が負傷したが,今回の地震の被害は大きい。 | 長春祠:東西横貫公路の犠牲者慰霊のため建設されたが,最初の建物は落石被害で崩壊したため1997年に再建された。 |
七星潭海岸風景特定區:台湾東海岸で太平洋に面する。今回の地震の震源は至近距離にある。 | 花蓮駅2代目駅舎:北廻線延伸に伴い1979年に花蓮新駅として開業,82年の台東線改軌(762→1067mm)に伴い旧駅を統合,2018年に橋上駅舎を新築。 |
ナロー時代の旧花蓮駅にあった総督府鉄道部花蓮港出張所(1909)は,花蓮鐵道文化園區として保存される。 | 文化園區で展示される旧花蓮駅のジオラマ。(8/2013) |